新卒採用vs中途採用—歯科医院に適した人材戦略とは

歯科衛生士を採用する際、新卒と中途のどちらを狙うべきか。この判断は医院の状況によって異なります。それぞれの特徴を理解した上で戦略的に選択することが重要です。

 

 ━目 次━
 1. 新卒採用と中途採用の比較
 2. 新卒採用を成功させるポイント
 3. 中途採用を成功させるポイント
 4. 医院の状況別・最適な採用戦略
 5. まとめ

 

1. 新卒採用と中途採用の比較

項 目

新卒採用

中途採用

即戦力

×(育成に1〜2年)

○(経験に応じて即戦力)

育成コスト

高い

低い〜中程度

給与水準

20〜22万円程度

経験に応じて25〜30万円以上

採用時期

3〜4月に集中

通年で採用可能

競争環境

学校との関係構築が重要

求人媒体での競争が激しい

定着率

医院文化に馴染みやすい

前職との比較で不満が出ることも

 

2. 新卒採用を成功させるポイント

新卒採用の最大のメリットは医院の文化を一から教えられることです。他院での経験がないため「前の職場ではこうだった」という比較がなく、素直に医院のやり方を吸収してくれます。長期的には幹部候補になる可能性もあります。

成功のポイントは歯科衛生士学校との関係構築です。就職担当者と定期的にコンタクトを取り、インターンシップ受け入れや学校説明会への参加で早い段階から学生との接点を作ります。新卒を受け入れる教育体制の整備も必須です。

 

3. 中途採用を成功させるポイント

中途採用のメリットは即戦力として活躍できる点です。人手不足をすぐに解消したい場合に適しています。他院での経験を活かした新しい視点を持ち込んでくれる可能性もあります。

成功のポイントは前職を辞めた理由の確認です。同じ理由で辞められないか見極めます。経験者でも最初の1〜2ヶ月は丁寧にオリエンテーションを行い、医院のルールや方針を伝えることが早期離職防止につながります。

 

4. 医院の状況別・最適な採用戦略

医院の状況

推奨戦略

理 由

開業直後・スタッフ少数

中途採用優先

即戦力が必要。教育リソースがない

成長期・拡大フェーズ

新卒・中途の併用

即戦力と将来の幹部候補の両方が必要

安定期・教育体制あり

新卒採用優先

長期的な組織づくりが可能

急な欠員発生

中途採用

早急な人員補充が必要

衛生士不在の医院

中途採用優先

教育できる先輩がいない

 

5. まとめ

理想的には新卒と中途をバランスよく採用し、組織の年齢構成と経験構成を適正に保つことです。医院の状況、教育体制、予算、採用の緊急度を総合的に判断し最適な戦略を選択してください。

 

 

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    東京歯科経営ラボ
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  • メール:n-ozawa@tdmlabo.com
  • Web:https://tdmlabo.com/

 

 

投稿者プロフィール

NAOKI OZAWA
歯科コンサルタント小澤直樹
2002年よりコンサルティング活動を開始。2008年から歯科コンサルタントとして勤務した後20017年より現職。

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