ホームページを作った後に院長がやるべき3つのこと
歯科医院のホームページが完成して公開された瞬間、多くの院長は「これで集患の準備が整った」という達成感を感じます。しかしその達成感は少し早いかもしれません。ホームページの公開はゴールではなく、集患活動のスタートラインです。公開後に何もしなければ、どれだけ優れたホームページを作っても、その集患力は時間とともに低下していきます。
実際に「ホームページを作ったのに新患が増えない」「公開から半年経つのにアクセスが伸びない」という悩みを抱えている院長の多くは、公開後の運用をほとんど行っていないというケースがほとんどです。ホームページは作って終わりではなく、公開後の継続的な運用によって初めて集患ツールとして機能します。
この記事では、ホームページを作った後に院長がやるべき3つのことを具体的に解説します。忙しい診療の合間でも無理なく実践できる内容にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
なぜ公開後の運用が重要なのか
具体的な3つのことを解説する前に、なぜ公開後の運用が重要なのかを理解しておくことが重要です。
Googleは検索順位を決定する際に、ホームページの更新頻度・コンテンツの充実度・ユーザーにとっての使いやすさなどを継続的に評価しています。公開直後のホームページは、Googleからの評価が蓄積されていない状態でスタートします。公開後に継続的にコンテンツを追加・更新することで、Googleからの評価が徐々に高まり、検索順位が上昇していきます。
また患者の検索行動・競合医院のホームページ・Googleのアルゴリズムは常に変化しています。公開後に何もしなければ、競合医院がホームページを強化する中で自院のホームページは相対的に弱体化していきます。「作って終わり」では、時間とともに集患力が低下するという現実があります。
一方、公開後に適切な運用を継続することで、ホームページの集患力は時間とともに高まっていきます。ブログの記事数が増えるほど検索流入キーワードが増え、コンテンツが充実するほど患者の問合せ率が上がり、アクセス解析に基づいた改善を続けるほど問合せへの転換率が高まります。公開後の運用は、ホームページという資産の価値を高め続ける活動です。
やるべきこと① ブログを月2〜4本のペースで継続配信する

ホームページを作った後に院長がやるべき最重要事項は、ブログの継続配信です。ブログの定期更新はSEO対策として最も効果的かつ継続しやすい施策の一つです。
なぜブログがSEOに効果的なのか
ブログ記事を1本公開するたびに、検索エンジンに表示される可能性のあるキーワードが増えます。トップページや診療内容ページだけでは対応できない「地域名+症状」「治療への疑問」「費用の相場」といった患者の検索キーワードに、ブログ記事で対応することができます。記事が蓄積されるほど、より多くのキーワードで検索結果に表示される可能性が高まり、アクセス数が増えていきます。
たとえば「虫歯の治療期間はどのくらいかかりますか」というテーマで記事を書くと、「虫歯 治療期間」「虫歯 何回通う」といったキーワードで検索してきた患者にホームページを届けることができます。こうした記事を月2〜4本のペースで継続することで、1年後には24〜48本、2年後には48〜96本の記事が蓄積されます。記事の蓄積は検索流入の増加に複利的に効いていきます。
効果的なブログテーマの選び方
ブログのテーマ選びは、患者が実際に検索するキーワードを意識することが重要です。「地域名+症状・悩み」「治療内容の詳しい解説」「費用・期間への疑問に答える記事」「よくある患者の質問に答える記事」といったテーマは、検索からのアクセスを集めやすく、患者の不安解消にも直結します。
一方、医院の日常報告・スタッフの近況・季節の挨拶といったテーマは、既存患者との関係構築には多少効果がありますが、新患獲得というSEOの観点からはほぼ効果がありません。新患を増やすことを目的としたブログでは、患者の悩みや疑問に答えるテーマを中心に選ぶことが重要です。
継続するための仕組みを作る
ブログの継続配信において最大の課題は「続けること」です。多忙な診療の合間にブログを書き続けることは、多くの院長にとって現実的に難しい面があります。継続するための仕組みとして以下を検討してください。
業者にブログ更新の代行を依頼することは、最も確実な継続方法です。歯科医療の知識を持つライターがブログを執筆してくれる業者であれば、質の高い記事を定期的に公開できます。院長が診療に集中しながら、ブログによるSEO効果を継続的に得ることができます。
院内でブログ担当者を決めることも有効な方法です。歯科衛生士やスタッフにブログ執筆を担当してもらうことで、院長の負担を減らしながら継続できます。ただし患者向けのコンテンツとして適切な内容かどうかを院長がチェックする体制を作ることが重要です。
やるべきこと② Googleビジネスプロフィールを定期的に更新する

ホームページを作った後にやるべき2つ目のことは、Googleビジネスプロフィールの定期的な更新です。Googleビジネスプロフィールの最適化は、ホームページのSEOと並んでWeb集患において最も重要な施策の一つです。
Googleビジネスプロフィールがなぜ重要か
患者が「地域名+歯医者」で検索した際、検索結果の上部にGoogleマップが表示され、近隣の歯科医院が3件ピックアップされます。このGoogleマップの上位3件に表示されることは、ホームページへのアクセス数に直結します。Googleマップで興味を持った患者がホームページを訪れ、問合せにつながるという流れはWeb集患において非常に重要です。
Googleビジネスプロフィールの表示順位は、情報の完全性・写真の充実度・クチコミの数と評価・投稿の更新頻度などによって決まります。ホームページを公開した後も、Googleビジネスプロフィールを定期的に更新することで、Googleマップでの上位表示につながります。
院長が定期的にやるべき更新作業
Googleビジネスプロフィールの更新で院長が定期的にやるべきことは以下の通りです。
写真の定期追加は月1〜2枚を目安に行ってください。院内の様子・スタッフの表情・季節感のある写真など、定期的に新しい写真を追加することでGoogleからの評価が高まります。診療時間・休診日・電話番号などの基本情報は変更があった際に必ず更新してください。情報が古いままになっていると患者とのトラブルになるだけでなく、Googleからの評価も下がります。
Googleクチコミへの返信は、すべてのクチコミに1週間以内に行うことを心がけてください。ポジティブなクチコミには感謝を、ネガティブなクチコミには真摯な対応を示す返信を行うことで、Googleからの評価が高まるとともに、返信を見た患者に「この医院はしっかり対応してくれる」という印象を与えます。
投稿機能を使った定期的な情報発信も重要です。新しい治療メニューの導入・休診日のお知らせ・季節に合わせた歯科情報など、月2〜4回程度の投稿を継続することでGoogleからの評価が高まります。
患者にクチコミをお願いする
Googleクチコミの数と評価はGoogleマップの表示順位に大きく影響します。クチコミが多く評価が高い医院ほど上位に表示されやすくなります。来院した患者に「よろしければGoogleのクチコミに感想をお聞かせください」という一言を添えたカードを会計時に渡すだけで、クチコミ数は徐々に増えていきます。
クチコミを依頼することに抵抗を感じる院長も多いですが、患者が満足して帰られた後に「ご感想をいただけると嬉しいです」とお伝えすることは、患者へのサービスの一環として自然な行為です。継続的にクチコミを集めることで、Googleマップでの表示順位が上がり、ホームページへのアクセス数の増加につながります。
やるべきこと③ 月1回アクセス解析を確認して改善につなげる

ホームページを作った後にやるべき3つ目のことは、月1回のアクセス解析の確認です。アクセス解析のデータを定期的に確認することで、ホームページのどこに問題があるかを把握し、改善につなげることができます。
アクセス解析で確認すべき4つの指標
アクセス解析で確認すべき指標は、月間アクセス数・検索キーワード・人気ページ・離脱率の4つです。
月間アクセス数は、ホームページ全体への訪問者数を把握するための基本指標です。月間アクセス数が少ない場合は、SEO対策の見直しが必要なサインです。月間アクセス数が増えているにもかかわらず問合せが増えていない場合は、コンテンツと導線に問題があることが多いです。
検索キーワードはSearch Consoleで確認できます。どのキーワードでホームページが表示されているか、どのキーワードでクリックされているかを把握することで、強化すべきコンテンツの方向性が見えてきます。想定していなかったキーワードでアクセスが来ている場合は、そのキーワードに対応したコンテンツを充実させることで、さらなる流入増加が期待できます。
人気ページはGoogle Analyticsで確認できます。どのページが最も読まれているかを把握することで、患者が何に関心を持っているかがわかります。人気ページのコンテンツをさらに充実させることで、そのページでの問合せ率を高めることができます。
離脱率はどのページで患者が離脱しているかを示す指標です。離脱率が高いページは、コンテンツが患者の期待に応えられていないか、次のアクションへの導線が不明確な可能性があります。離脱率が高いページを特定して改善することで、問合せへの転換率を高めることができます。
データを見て改善につなげる具体的な方法
アクセス解析のデータを確認するだけでなく、そのデータをもとに具体的な改善につなげることが重要です。月1回のアクセス解析確認の後に、以下の改善サイクルを回してください。
アクセス数が少ないキーワードがあれば、そのキーワードに対応したブログ記事を書くことで流入を増やせます。離脱率が高いページがあれば、コンテンツの充実・写真の追加・問合せへの導線の改善を行います。人気ページに問合せへのリンクが少ない場合は、リンクを追加することで問合せ率を高めることができます。
こうした小さな改善を毎月積み重ねることで、ホームページの集患力は時間とともに確実に高まっていきます。大きなリニューアルをしなくても、月1回の改善サイクルを回すことで十分な効果が期待できます。
アクセス解析が難しい場合は業者に任せる
アクセス解析の確認と改善提案を業者に依頼することも有効な選択肢です。月次のアクセス解析レポートを提供し、具体的な改善提案を行ってくれる業者であれば、院長は診療に集中しながらホームページの継続的な改善を進めることができます。サポート体制が充実した業者を選ぶ際の重要な選定基準の一つとして、アクセス解析レポートと改善提案の有無を確認することをおすすめします。
3つのことを継続するためのポイント

ブログの継続配信・Googleビジネスプロフィールの定期更新・アクセス解析の確認という3つのことを継続するためには、仕組み化することが重要です。
毎月第1月曜日にアクセス解析を確認する・毎週火曜日にブログを1本公開する・毎月末にGoogleビジネスプロフィールに写真を追加するといったルーティンを作ることで、継続しやすくなります。業者にブログ代行やアクセス解析レポートの提供を依頼することで、院長の負担を減らしながらこれら3つを継続する仕組みを作ることができます。
まとめ
ホームページを作った後に院長がやるべき3つのことは、ブログの月2〜4本の継続配信・Googleビジネスプロフィールの定期更新・月1回のアクセス解析確認と改善です。この3つを継続することで、ホームページの集患力は時間とともに確実に高まっていきます。「作って終わり」ではなく「作ってからが本番」という意識を持って、公開後の運用に取り組んでください。公開後の運用についてのご相談は、無料相談フォームよりお気軽にどうぞ。
投稿者プロフィール
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歯科コンサルタント小澤直樹
2002年よりコンサルティング活動を開始。2008年から歯科コンサルタントとして勤務した後20017年より現職。
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