電子カルテ・レセコンとホームページ予約の連携!業務効率化の進め方

目次
1. なぜ連携が必要?二重入力の無駄を数値化
2. 連携可能な主要システムの組み合わせ一覧
3. 連携導入の3ステップと費用対効果
4. 連携できない場合の効率化テクニック
5. まとめ

 

1.なぜ連携が必要?二重入力の無駄を数値化

Web予約で患者情報を受け取っても、電子カルテに手入力すると1件あたり3分かかります。月間200件なら600分(10時間)の無駄です。

連携前後の業務時間比較

連携なし(手入力):

  • Web予約1件の処理: 3分
  • 月間200件: 600分(10時間)
  • 年間: 120時間

連携あり(自動):

  • Web予約1件の処理: 0分(自動転送)
  • 月間200件: 0分
  • 年間: 0時間

削減効果: 年間120時間 → 時給2,000円換算で年24万円のコスト削減

KK歯科医院の導入事例

千葉県のKK歯科医院(月間予約250件)では、連携導入により受付スタッフの残業が月15時間削減されました。

導入前: 毎朝30分かけてWeb予約を電子カルテに手入力 導入後: 自動転送、確認のみで5分

年間コスト削減: 約30万円(残業代削減)

2.連携可能な主要システムの組み合わせ一覧

主要電子カルテメーカー別の連携状況

電子カルテ

連携可能な予約システム

備考

ヨシダ ExaWin

Apotool、EPARK

API連携標準対応

モリタ Delight Works

Apotool、Dental Happy

CSV取込対応

プラネット DentalX

Apotool、RESERVA

要カスタマイズ

松風 AMAZE

Apotool、自社開発のみ

外部連携制限あり

連携方法の種類

完全自動連携(API): 予約と同時に自動でカルテ登録。最も効率的だが、対応システム限定。

CSV半自動連携: 予約データをCSV出力→電子カルテに一括取込。1日1回まとめて実施。手間は少ない。

手動確認後転送: 予約内容を確認してから手動で転送ボタンを押す。ミス防止に有効。

3.連携導入の3ステップと費用対効果

ステップ1: 現状調査(所要1週間)

自院の電子カルテとWeb予約システムの連携可否を確認します。

確認項目:

  • 電子カルテのメーカー・バージョン
  • Web予約システムの種類
  • 連携実績の有無

電子カルテメーカーに「〇〇予約システムと連携できますか?」と問い合わせるのが確実です。

ステップ2: 導入・設定(所要2〜4週間)

連携設定の流れ:

  1. 予約システムと電子カルテの契約確認
  2. API連携またはCSV連携の設定
  3. テスト予約で動作確認
  4. スタッフ研修(操作方法の説明)

費用目安:

  • 初期設定費: 5〜15万円(システム会社による)
  • 月額追加費用: 0〜5,000円

ステップ3: 運用開始と効果測定(3ヶ月)

導入後3ヶ月で効果を測定します。

測定指標:

  • 受付業務時間の削減(時間/日)
  • 入力ミスの減少(件/月)
  • スタッフの満足度(アンケート)

費用対効果の計算

投資額: 初期10万円 + 月額3,000円 × 12ヶ月 = 約13.6万円/年

効果:

  • 業務時間削減: 年間120時間(24万円相当)
  • 入力ミス削減: トラブル対応時間減少(推定5万円相当)

投資回収期間: 約6ヶ月

4.連携できない場合の効率化テクニック

連携非対応の組み合わせでも、工夫で効率化できます。

テクニック1: 予約一覧を2画面表示

受付PCで、左画面に予約システム、右画面に電子カルテを表示。見ながら入力することで、画面切替の手間を削減。

所要時間: 3分 → 2分(33%削減)

テクニック2: 朝礼時の一括入力

前日のWeb予約を、朝礼前に一括入力。集中して処理することで効率化。

10件を個別入力: 30分 10件を一括入力: 20分(33%削減)

テクニック3: 入力項目の最小化

Web予約フォームを「氏名・電話・希望日時」の3項目のみにする。入力も転記も速くなる。

テクニック4: 音声入力の活用

スマホやPCの音声入力機能を使い、「ヤマダタロウ、090-1234-5678」と話すだけで入力。

タイピング速度より速い場合がある。

5.まとめ

電子カルテとWeb予約の連携は、年間120時間(24万円相当)の業務削減が可能です。投資額は初期10万円程度で、6ヶ月で回収できます。

今日からできるアクション

□ 自院の電子カルテメーカーに連携可否を問い合わせ

□ 現在の手入力時間を計測(1週間)

□ 連携可能なら見積依頼

□ 連携不可なら効率化テクニックを実施

□ 3ヶ月後に効果測定

導入判断の基準

【連携導入を推奨】

・月間Web予約が100件以上

・受付スタッフの残業が発生している

・入力ミスが月1件以上ある

 

【様子見でOK】

・月間Web予約が50件未満

・現状の手入力で問題なし

問い合わせテンプレート

件名: 電子カルテと予約システムの連携について

 

お世話になっております。〇〇歯科クリニックです。

 

現在、以下のシステムを使用しています。

 

電子カルテ: ヨシダ ExaWin

予約システム: Apotool

 

この2つを連携させたいのですが、

  1. 連携は可能でしょうか?
  2. 初期費用と月額費用を教えてください
  3. 導入期間はどれくらいですか?

 

ご回答をお願いいたします。

最後に

連携は「あれば便利」ではなく「必須」の時代です。まずは問い合わせから始めてみましょう。

「連携の進め方がわからない」という院長先生は、株式会社リバティーフェローシップ(東京歯科経営ラボ)にご相談ください。

【無料相談受付中】 あなたの医院のシステム、連携できる?最適な方法を無料でご提案します。

 

投稿者プロフィール

NAOKI OZAWA
歯科コンサルタント小澤直樹
2002年よりコンサルティング活動を開始。2008年から歯科コンサルタントとして勤務した後20017年より現職。

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