歯科医院HPのスマホ表示チェックリスト!公開前に確認すべき20項目

目次
1. なぜスマホ表示チェックが必須なのか
2. チェックに使うべきツールと実機
3. 表示速度・パフォーマンスのチェック(5項目)
4. レイアウト・デザインのチェック(5項目)
5. 操作性・ユーザビリティのチェック(5項目)
6. コンテンツ・情報設計のチェック(5項目)
7. チェックリスト一覧表(印刷用)
8. まとめ

 

1.なぜスマホ表示チェックが必須なのか

「PCでは完璧だったのに、スマホで見たらボタンが押せない、文字が読めない…」

2026年現在、ホームページのアクセスの87%がスマホです。スマホでの表示チェックを怠ると、患者さんの9割に不便を強いることになります。

 

スマホ表示の不具合で失う予約

【よくある問題と影響】

 

問題: 予約ボタンが小さくてタップできない

→ 予約率が70%低下

 

問題: 電話番号がタップで発信できない

→ 電話予約が50%減少

 

問題: 表示速度が8秒かかる

→ 離脱率が90%に上昇

 

問題: 文字が小さくて読めない

→ 高齢者の離脱率が95%

公開後の修正はコストが高い

【公開前チェック】

制作会社: 無料で修正

時間: 1〜2日

 

【公開後の修正依頼】

制作会社: 追加費用5〜10万円

時間: 1〜2週間

 

→ 公開前のチェックが絶対に必要

Googleの評価にも影響

2026年現在、Googleの検索順位は「モバイルフレンドリー」が最重要要素の1つです。

 

スマホで見づらいサイト

→ Googleの評価が下がる

→ 検索順位が下がる

→ アクセスが減る

2.チェックに使うべきツールと実機

チェックには、ツールと実機の両方が必要です。

必須ツール1: Google Mobile-Friendly Test   ……2023.12で提供終了しているようです

【使い方】

  1. Googleで「Mobile-Friendly Test」と検索
  2. 公式サイトにアクセス
  3. 自院のHPのURLを入力
  4. 「テストを実行」をクリック

 

【判定結果】

✓ モバイルフレンドリーです

または

✗ モバイルフレンドリーではありません

 

問題がある場合、具体的な指摘が表示されます。

必須ツール2: PageSpeed Insights

【チェック項目】

・表示速度

・パフォーマンススコア

・改善提案

 

【目標値】

スマホスコア: 70点以上

表示速度: 2秒以内

必須ツール3: Chrome デベロッパーツール

【使い方】

  1. Chrome(PC)でHPを開く
  2. F12キーを押す
  3. 画面左上のスマホアイコンをクリック
  4. 各種デバイスでの表示を確認

 

【確認できるデバイス】

・iPhone SE(小画面)

・iPhone 12/13/14(標準)

・iPhone 14 Pro Max(大画面)

・Galaxy S21

・iPad

必須: 実機での確認

ツールだけでは不十分です。実際のスマホで必ず確認しましょう。

【確認すべき実機】

 

最低限:

・iPhone 1台(できれば2機種)

・Android 1台

 

理想:

・iPhone SE(小画面)

・iPhone 14/15(標準)

・Android(標準サイズ)

・iPad(タブレット)

 

確認環境:

・Wi-Fi接続

・4G/5G接続(両方)

チェックのタイミング

【チェックを実施するタイミング】

 

  1. デザイン確定時(仮公開)
  2. コンテンツ入稿後
  3. 公開直前(最終確認)
  4. 公開後1週間以内(実運用確認)

3.表示速度・パフォーマンスのチェック(5項目)

チェック項目1: ページ表示速度

【確認方法】

実機(4G接続)でストップウォッチ計測

 

【合格基準】

トップページ: 2秒以内

下層ページ: 3秒以内

 

【不合格の場合】

・画像を圧縮

・不要なスクリプトを削除

・サーバーを見直し

チェック項目2: 画像の読み込み速度

【確認方法】

画像が表示されるまでの時間を計測

 

【合格基準】

ファーストビューの画像: 1秒以内

スクロール後の画像: 2秒以内

 

【不合格の場合】

・画像をWebP形式に変換

・Lazy Load(遅延読み込み)を実装

・画像サイズを見直し(1枚200KB以下)

チェック項目3: スクロールのスムーズさ

【確認方法】

実機で上下にスクロールして確認

 

【合格基準】

カクつかない、滑らかにスクロールできる

 

【不合格の場合】

・アニメーション効果を削減

・JavaScriptの処理を最適化

・固定要素を減らす

チェック項目4: タップの反応速度

【確認方法】

ボタンをタップして反応時間を確認

 

【合格基準】

タップ後0.3秒以内に反応

 

【不合格の場合】

・JavaScriptの処理を最適化

・不要なスクリプトを削除

チェック項目5: ページサイズ

【確認方法】

Chrome デベロッパーツールのNetworkタブで確認

 

【合格基準】

トップページ: 3MB以下

下層ページ: 2MB以下

 

【不合格の場合】

・画像を圧縮

・動画を削除または軽量化

・不要なファイルを削除

4.レイアウト・デザインのチェック(5項目)

チェック項目6: 横スクロールが発生しないか

【確認方法】

各ページを開いて横にスクロールできるか確認

 

【合格基準】

すべてのページで横スクロールなし

 

【不合格の場合】

よくある原因:

・画像が画面幅より大きい

・テーブル(表)が横に長い

・固定幅のコンテンツ

 

修正:

・画像をmax-width: 100%に設定

・テーブルをレスポンシブ対応

・固定幅を削除

チェック項目7: 文字が読める大きさか

【確認方法】

実機で本文・見出し・ボタンの文字を確認

 

【合格基準】

本文: 16px以上

見出し: 20px以上

ボタン: 18px以上

 

【不合格の場合】

CSSで文字サイズを調整

チェック項目8: ボタンがタップしやすいサイズか

【確認方法】

予約ボタン・電話ボタンをタップして確認

 

【合格基準】

ボタンの高さ: 60px以上

ボタンの横幅: 画面の80%以上

ボタン間の余白: 16px以上

 

【不合格の場合】

・ボタンを大きく

・余白を広げる

・隣接するボタンとの間隔を空ける

チェック項目9: 画像が鮮明に表示されるか

【確認方法】

実機で写真の画質を確認

 

【合格基準】

ぼやけていない、鮮明に見える

 

【不合格の場合】

・画像の解像度を上げる(ただし容量に注意)

・Retina対応(2倍サイズの画像を用意)

チェック項目10: 色のコントラストは十分か

【確認方法】

実機(屋外の明るい場所)で文字が読めるか確認

 

【合格基準】

文字と背景のコントラスト比: 4.5:1以上

 

【確認ツール】

WebAIM Contrast Checker(無料)

 

【不合格の場合】

・文字色を濃くする(#333333など)

・背景色を調整

5.操作性・ユーザビリティのチェック(5項目)

チェック項目11: 電話番号がタップで発信できるか

【確認方法】

電話番号をタップして電話アプリが起動するか確認

 

【合格基準】

タップで即座に電話アプリが起動

 

【不合格の場合】

電話番号に<a href=”tel:0312345678″>のリンクを設定

 

修正例:

<a href=”tel:0312345678″>03-1234-5678</a>

チェック項目12: 予約ボタンが常に表示されるか

【確認方法】

ページをスクロールして予約ボタンが見えるか確認

 

【合格基準】

画面上部または下部に固定され、常に表示される

 

【不合格の場合】

追従型のボタンを実装

position: fixed;で固定

チェック項目13: フォーム入力がしやすいか

【確認方法】

予約フォームに実際に入力してみる

 

【合格基準】

・入力欄が大きい(高さ50px以上)

・キーボードが適切に表示される

・入力項目が少ない(4つ以内)

 

【不合格の場合】

・入力欄を大きく

・入力項目を削減

・input type を適切に設定

  (type=”tel” で数字キーボード表示など)

チェック項目14: メニューが使いやすいか

【確認方法】

ハンバーガーメニューをタップして確認

 

【合格基準】

・タップで開く

・メニュー項目が読みやすい

・閉じるボタンがわかりやすい

 

【不合格の場合】

・開閉ボタンを大きく

・メニュー項目の文字を大きく

・背景を半透明にして視認性向上

チェック項目15: リンクが誤タップされないか

【確認方法】

リンクが密集している箇所をタップ

 

【合格基準】

意図したリンクだけがタップされる

隣のリンクを誤タップしない

 

【不合格の場合】

・リンク間の余白を16px以上に

・タップ領域を広げる(padding追加)

6.コンテンツ・情報設計のチェック(5項目)

チェック項目16: ファーストビューに必要情報があるか

【確認方法】

トップページを開いて、スクロールせずに確認

 

【合格基準】

以下が表示されている:

・医院名

・場所(駅から徒歩〇分)

・専門性・強み

・予約ボタン

 

【不合格の場合】

ファーストビューの情報を見直し

チェック項目17: 情報が詰め込みすぎていないか

【確認方法】

各ページの文章量を確認

 

【合格基準】

スクロール回数: 5画面以内

1画面あたりの文字数: 200文字以内

 

【不合格の場合】

・文章を削減

・アコーディオン(折りたたみ)を使う

・詳細はPC版へ誘導

チェック項目18: 写真が効果的に配置されているか

【確認方法】

各ページの写真を確認

 

【合格基準】

・院内・院長の写真がある

・笑顔の写真がある

・写真点数: 各ページ3〜5枚程度

 

【不合格の場合】

・写真を追加(多すぎる場合は削減)

・暗い写真は削除

・人物写真を増やす

チェック項目19: 診療時間・アクセスが見やすいか

【確認方法】

診療時間とアクセス情報の視認性を確認

 

【合格基準】

・文字サイズ: 16px以上

・表組みが見やすい

・地図が表示される

 

【不合格の場合】

・文字を大きく

・表をシンプルに

・Googleマップを埋め込む

チェック項目20: 口コミ・評価が表示されているか

【確認方法】

Googleマップの口コミ評価が表示されているか確認

 

【合格基準】

トップページに以下を表示:

・星評価(★★★★★ 4.8)

・口コミ件数(150件)

・代表的な口コミ(1〜2件)

 

【不合格の場合】

・口コミウィジェットを追加

・評価を目立つ位置に配置

7.チェックリスト一覧表(印刷用)

表示速度・パフォーマンス

No

チェック項目

合格基準

チェック欄

1

ページ表示速度

2秒以内

□

2

画像の読み込み速度

1秒以内

□

3

スクロールのスムーズさ

カクつかない

□

4

タップの反応速度

0.3秒以内

□

5

ページサイズ

3MB以下

□

レイアウト・デザイン

No

チェック項目

合格基準

チェック欄

6

横スクロールなし

スクロールしない

□

7

文字サイズ

16px以上

□

8

ボタンサイズ

60px以上

□

9

画像の鮮明さ

ぼやけていない

□

10

色のコントラスト

4.5:1以上

□

操作性・ユーザビリティ

No

チェック項目

合格基準

チェック欄

11

電話番号タップ

即発信

□

12

予約ボタン常時表示

固定表示

□

13

フォーム入力

しやすい

□

14

メニュー操作

使いやすい

□

15

リンク誤タップ防止

余白十分

□

コンテンツ・情報設計

No

チェック項目

合格基準

チェック欄

16

ファーストビュー情報

必須情報あり

□

17

情報量

詰め込みすぎない

□

18

写真配置

効果的

□

19

診療時間・アクセス

見やすい

□

20

口コミ表示

表示されている

□

 

8.まとめ

スマホ表示のチェックは、ホームページ公開前の最重要作業です。20項目すべてをクリアすることで、患者さんに快適な体験を提供できます。

 

チェックの実施方法

【推奨の流れ】

 

  1. 制作会社から仮公開URLを受け取る
  2. このチェックリストを印刷
  3. 実機(iPhone・Android)で確認
  4. 各項目をチェック
  5. 不合格項目を制作会社に報告
  6. 修正後、再チェック
  7. 全項目合格で公開OK

 

制作会社への確認依頼テンプレート

件名: スマホ表示の最終確認

 

お世話になっております。〇〇歯科クリニックの△△です。

 

公開前に、スマホ表示のチェックを実施しました。以下の項目で問題がありましたので、修正をお願いできますでしょうか。

 

【不合格項目】

 

□ 項目7: 本文の文字サイズが14pxで小さい

  → 16px以上に修正希望

 

□ 項目11: 電話番号がタップで発信できない

  → tel:リンクを設定希望

 

□ 項目12: 予約ボタンがスクロールすると消える

  → 固定表示に変更希望

 

【確認済み(問題なし)】

その他17項目は合格基準を満たしています。

 

修正後、再度確認させていただきます。よろしくお願いいたします。

 

公開後も定期的にチェック

【定期チェックの推奨】

 

月1回: 表示速度チェック

3ヶ月に1回: 全20項目チェック

年1回: 新機種での表示確認

 

理由:

・スマホのOSアップデートで表示が変わる

・新機種での表示崩れ

・コンテンツ追加による影響

最後に

2026年現在、スマホでの表示が完璧でなければ、患者さんの87%に不便を強いることになります。この20項目チェックリストを使って、公開前に必ず確認しましょう。

「チェックリストを使ったけど、自分では判断できない項目がある」「プロに全項目チェックしてほしい」という院長先生は、株式会社リバティーフェローシップ(東京歯科経営ラボ)にご相談ください。

公開前の最終チェックから、問題点の洗い出し、修正依頼まで、スマホ表示の品質管理をサポートしています。

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投稿者プロフィール

NAOKI OZAWA
歯科コンサルタント小澤直樹
2002年よりコンサルティング活動を開始。2008年から歯科コンサルタントとして勤務した後20017年より現職。

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