経営改善の努力は、年越しの前に・・・。

こんにちは。歯科医院経営コンサルタントの小澤です。

年末になると、多くの経営者は客観的に一年間を振り返るのではないでしょうか。

反省点も見えてくるでしょうし、スタッフに対して感謝するべき点も見えてきます。そうして客観的な視点で感じたことをスタッフに共有できていますか?そして次の年に役立てていますか?

毎年同じ反省点を繰り替えさないためには、PDCAサイクルを回す必要があります。

着実に継続的に経営改善する努力が必要です。ですが、PDCAを回すと言われても続けることが出来ず、途中で断念してしまう人も多いのです。

なぜ続かないのか・・。

答えは簡単です。

「毎日忙しいから。」

診療の合間に、経営のこと、スタッフのこと、雑務までこなしている先生もいらっしゃるでしょう。

忙しいから継続できず、継続できないから現状を打破できない。このような悪循環が起こるのも無理はありませんよね。

では、どうすれば良いのでしょうか。

毎月継続して何か一つでも経営改善のための努力をすることが出来れば、必ず医院経営にとってプラスに働きます。

そこで今回は、一般企業においては定番の施策ともいえる「販促カレンダー」について少しお話します。

歯科医院においては「販促」ではありませんが、あらかじめ毎月行う施策を決めておくことで、継続の助けになります。

大事なことは、スタッフと一緒に考えるということ。

院長一人で考えても続けることは難しいでしょう。必ずスタッフと一緒に考え、協力してもらいましょう。忘年会などでみんなで楽しく企画してみると良いですね!

無料ツール

今回は、すぐにでも計画できるよう、弊社で「2020年の販促カレンダー」をご用意いたしました。ぜひ、ダウンロードしてご活用ください。

☆2020年上半期

labofreeDL_販促カレンダー2020上半期

☆2020年下半期

labofreeDL_販促カレンダー2020下半期

具体的には・・・

どんな計画を立てれば良いのか、具体的な例を少しご紹介します。

 

例えば、3月。

キャンペーン 新生活応援キャンペーン
キャンペーン内容 ホワイトニングの割引
院内装飾 テーマは、卒業式と桜
POP 新しい生活への応援メッセージ
ノベルティー 3月は無し
マーケティング
(リアル)
・ニュースレター(院内新聞)でホワイトニングキャンペーンの告知(2月号からはじめる)
・10代後半から30代前半の方へDM(ハガキ送付)
マーケティング
(WEB)
・ブログで告知(2月中に)

・インスタで告知(画像の準備を1月中に)

 

キャンペーンと内容については、必ずしも季節に合わせる必要はありません。

今回ご提供する販促カレンダーには出来る限りのイベントを記載しています。歯にまつわる記念日以外と多いですよね。そういった記念日に絡めても良いでしょう。

また、地域のイベントに絡めるのもオススメです。

例えば、近所の小学校の運動会やお祭り。それに合わせて院内でお祭りイベントを開催するのも良いですよね。地域のお祭りに参加するのもリアルマーケティングとしてとても有効な施策です。

ノベルティーで一般的なのは、年末のカレンダー。

医院でも出入りの業者さんからたくさん貰うのではないでしょうか。同じように患者さんにも医院の名前入りのかわいいカレンダーをプレゼントできますよね。

また、2月はバレンタインにちなんで歯に優しいお菓子を用意しても良いでしょう。

費用のかかることですので、ノベルティーに関する施策は毎月ではなくて大丈夫です。

一番重要なのは

このカレンダーを作るにあたり、一番重要な項目は「マーケティング」

リアルとWEBの2パターンがありますが、そのどちらも同時に実施することがポイントです。

ハガキを郵送したらそれで終わりではなく、ハガキも送って、WEBでも案内しましょう。SNSに取り組んでいる医院の場合は、SNSでの告知も活用してください。

また、リアルマーケティングの一環として院内でイベントを実施するのもオススメです。

定期的にイベントを実施することで、既存の患者さまの満足度を高めることが出来るだけでなく、新患の取得にも効果的です。

院内イベントについては弊社でもサービスをご提供できますので、ご相談いただければと思います。

最後に

くどいようですが、経営改善を成功させるため鍵は「継続」です。

ただし、当たり前のことですが、効果の全く無い施策を、そのまま継続しても無駄な努力になってしまうので、改善策を実行する、もしくは思い切って「やめる」という判断も必要です。

どのくらいの期間で効果測定するべきなのかは、施策の種類によって様々ですので、ご相談いただければと思います。

数ある施策の中から、効果的な事を見つけるためにも毎月色々な取り組みに挑戦してみましょう

新しい取り組みは、患者さんにとっても医院で働くスタッフにとっても「マンネリ化」せず、新鮮な気持ちで受け入れることができます。

中には新しいことを始めること自体に拒否反応をされてしまう場合もあると思います。そういう場合には一人で悩まずにいつでもご相談ください。

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