2026年版・歯科医院HPのスマホ表示速度改善!離脱率を下げる技術対策

 

目次
1. なぜ表示速度が遅いと患者を逃すのか
2. あなたのHPは何秒で表示される?速度チェック方法
3. スマホ表示速度が遅くなる5つの原因
4. 今すぐできる表示速度改善策(非技術者向け)
5. 制作会社に依頼すべき本格的な改善策
6. 画像最適化の具体的手順
7. 表示速度改善で得られる3つの効果
8. まとめ

1.なぜ表示速度が遅いと患者を逃すのか

「ホームページを開いても、なかなか表示されない…もういいや、他の歯医者を探そう」

これが、表示速度が遅い医院のHPで起きている現実です。

衝撃のデータ:3秒で半分が離脱

Googleの調査によれば、ページ表示に3秒以上かかると、53%の人が離脱します。

【表示速度と離脱率の関係】

 

1秒: 離脱率 7%

2秒: 離脱率 20%

3秒: 離脱率 53%

5秒: 離脱率 90%

 

→ 5秒待たせたら、ほぼ全員いなくなる

つまり、どんなに素晴らしい内容のHPでも、表示が遅ければ誰も見ません。

スマホ時代の患者行動

2026年現在、歯科医院のHPを見る人の80%以上がスマホです。

【患者さんの検索シーン】

 

駅のホームで

「〇〇駅 歯医者」と検索

検索結果をタップ

「表示が遅い…」

3秒待つ

「まだ表示されない」

ブラウザバック(離脱)

次の医院へ

電車の中、移動中、ちょっとした隙間時間にスマホで検索する患者さんは、待ってくれません。

Googleからもペナルティ

表示速度が遅いと、検索順位も下がります。

【Googleの評価基準】

 

2018年から

「ページ速度」が検索順位の要素に

 

2021年から

「Core Web Vitals」が重要指標に

 

2026年現在

表示速度は最重要ランキング要素の1つ

つまり、表示が遅い = 検索順位が下がる = 患者が見つけられない、という悪循環です。

2.あなたのHPは何秒で表示される?速度チェック方法

まず現状を把握しましょう。自院のHPの速度を測定します。

測定ツール1: PageSpeed Insights(無料)

使い方

  1. Googleで「PageSpeed Insights」と検索
  2. 公式サイトにアクセス
  3. 自院のHPのURLを入力
  4. 「分析」ボタンをクリック
  5. 結果を確認

結果の見方

スコア表示:

・90〜100点: 優秀(緑)

・50〜89点: 改善の余地あり(オレンジ)

・0〜49点: 遅い(赤)

 

スマホとPCそれぞれのスコアが表示されます

目標値

✓ スマホスコア: 70点以上

✓ PCスコア: 80点以上

 

現実には:

歯科医院HPの平均スコア: 30〜50点

→ ほとんどの医院が改善の余地あり

測定ツール2: GTmetrix(無料)

  1. 「GTmetrix」で検索
  2. URLを入力
  3. 分析開始
  4. 表示速度、ページサイズなどを確認

実際に体感する方法

【スマホで確認】

 

  1. 自分のスマホでシークレットモード起動
  2. 自院のHPにアクセス
  3. ストップウォッチで計測
  4. 完全に表示されるまで何秒かかるか

 

※Wi-Fiではなく4G/5G回線で測定

よくある結果

【典型的な歯科医院HP】

 

表示速度: 8〜15秒

スマホスコア: 20〜40点

ページサイズ: 10〜20MB

 

→ 改善の余地が大きい

3.スマホ表示速度が遅くなる5つの原因

なぜ歯科医院のHPは遅いのか?主な原因は5つです。

原因1: 画像サイズが大きすぎる

最大の原因がこれ

典型的な問題:

・デジタルカメラで撮った写真を

  そのままアップロード

・1枚の画像サイズ: 5〜10MB

・ページに10枚掲載

・合計: 50〜100MB

 

→ スマホで読み込むのに時間がかかる

適正サイズ

理想:

・1枚の画像: 100KB以下

・ページ全体: 3MB以下

原因2: 不要なアニメーション・動画

よくある問題:

・トップページに自動再生動画

・アニメーション効果が多数

・スライドショーが重い

 

→ 読み込みに時間がかかる

原因3: 古いホームページシステム

2015年以前に作ったHP:

・古い技術で構築

・スマホ最適化されていない

・不要なコードが大量

 

→ 根本的なリニューアルが必要

原因4: サーバーが遅い

格安サーバーの問題:

月額500円以下のサーバー

→ 処理速度が遅い

→ 複数人が同時アクセスすると重くなる

原因5: 外部スクリプトが多い

よくあるパターン:

・予約システム

・チャットボット

・アクセス解析

・SNS連携

・広告タグ

 

→ 10個以上のスクリプトが動いている

→ 表示が遅くなる

4.今すぐできる表示速度改善策(非技術者向け)

技術的な知識がなくても、今日からできる改善策です。

改善策1: 画像を圧縮する

無料ツールで簡単に圧縮できます

【手順】

 

  1. 「TinyPNG」で検索
  2. サイトにアクセス
  3. 画像をドラッグ&ドロップ
  4. 圧縮された画像をダウンロード
  5. HPにアップロード

 

効果:

5MBの画像 → 200KBに圧縮

画質はほぼ劣化なし

一括圧縮ツール

・Squoosh(Google製)

・Compressor.io

・ImageOptim(Mac用)

改善策2: 不要な画像を削除

チェック項目:

□ 見えないところに画像を配置していないか

□ 同じような写真が大量にないか

□ 装飾目的の重い画像はないか

 

削除の基準:

「この画像がなくても伝わる?」

→ YES なら削除

改善策3: 動画の自動再生をオフ

トップページの動画:

❌ 自動再生

⭕ クリックしたら再生

 

または:

動画をYouTubeにアップし、

埋め込みリンクのみにする

(軽量化される)

改善策4: 不要なプラグイン・機能を削除

確認項目:

□ 使っていないチャットボット

□ 効果測定していない解析ツール

□ 古いキャンペーンバナー

□ 動かないスライドショー

 

→ すべて削除

改善策5: キャッシュを有効にする

WordPressの場合、プラグインで簡単にできます。

【おすすめプラグイン】

 

・WP Fastest Cache(無料)

・W3 Total Cache(無料)

 

インストールして有効化するだけで

表示速度が改善される

5.制作会社に依頼すべき本格的な改善策

以下は技術的な対応が必要です。制作会社に依頼しましょう。

依頼すべき改善1: 画像のWebP形式への変換

WebPとは:

Googleが開発した次世代画像フォーマット

JPEG/PNGより30〜50%軽い

 

変換効果:

5MBのJPEG → 1.5MBのWebP

制作会社への依頼文例

「HPの画像をすべてWebP形式に

変換していただけますか?」

依頼すべき改善2: 遅延読み込み(Lazy Load)

Lazy Loadとは:

画面に表示されていない画像は

読み込まない技術

 

効果:

最初のページ表示が2〜3倍速くなる

依頼文例

「画像のLazy Load(遅延読み込み)を

実装していただけますか?」

依頼すべき改善3: CSS・JavaScriptの最適化

最適化内容:

・不要なコードを削除

・ファイルを圧縮(minify)

・複数ファイルを1つにまとめる

 

効果:

読み込みファイル数が減り高速化

依頼文例

「CSS/JavaScriptの

minify(圧縮)をお願いします」

依頼すべき改善4: CDNの導入

CDNとは:

Content Delivery Network

世界中のサーバーに

コンテンツを配信する仕組み

 

効果:

サーバー負荷が減り、高速化

依頼文例

「CDNを導入して

表示速度を改善できますか?」

依頼すべき改善5: サーバーの見直し

高速サーバーへ移行:

・エックスサーバー

・ConoHa WING

・さくらのレンタルサーバ(高速プラン)

 

月額料金: 1,000〜2,000円

(格安サーバーと500円しか変わらない)

依頼文例

「表示速度改善のため、

高速サーバーへの移行を検討しています。

おすすめはありますか?」

6.画像最適化の具体的手順

最も効果が高い「画像最適化」の詳しい手順です。

STEP1: 現状の画像サイズを確認

【確認方法】

 

Chrome(PC)で確認:

  1. HPを開く
  2. F12キーを押す
  3. 「Network」タブ
  4. ページを再読み込み
  5. 画像ファイルのサイズを確認

 

問題のある画像:

・1MB以上の画像

・合計10MB以上のページ

STEP2: 画像を適切なサイズにリサイズ

【リサイズの基準】

 

用途別の推奨サイズ:

 

■ トップページのメインビジュアル

横幅: 1920px

縦幅: 800px程度

 

■ コンテンツ内の写真

横幅: 800px

縦幅: 600px程度

 

■ サムネイル画像

横幅: 300px

縦幅: 200px程度

リサイズツール

無料ツール:

・iLoveIMG

・Canva

・Windows: ペイント

・Mac: プレビュー

STEP3: 画像を圧縮

【圧縮率の目安】

 

元のサイズ: 5MB

リサイズ後: 1MB

圧縮後: 200KB

 

→ 元の4%まで軽量化可能

STEP4: 画像形式を選ぶ

【形式の使い分け】

 

■ 写真(風景、人物など)

→ JPEG または WebP

 

■ ロゴ、アイコン

→ PNG または SVG

 

■ 透過が必要な画像

→ PNG

 

■ 次世代対応

→ WebP(推奨)

STEP5: 画像ファイル名を最適化

❌ NG例

DSC_0001.jpg

IMG_1234.jpg

 

⭕ OK例

clinic-exterior.jpg

doctor-smile.jpg

treatment-room.jpg

 

理由:

・SEO効果がある

・管理しやすい

7.表示速度改善で得られる3つの効果

速度改善すると、具体的にどんな効果があるのか?

効果1: 離脱率が50%減少

【改善前】

表示速度: 8秒

離脱率: 70%

100人訪問 → 30人が内容を見る

 

【改善後】

表示速度: 2秒

離脱率: 20%

100人訪問 → 80人が内容を見る

 

→ 2.6倍の人が内容を見る

効果2: 予約率が向上

【改善前】

100人訪問

→ 30人が内容を見る

→ 3人が予約(予約率10%)

 

【改善後】

100人訪問

→ 80人が内容を見る

→ 12人が予約(予約率15%)

 

→ 予約数が4倍に

効果3: Google検索順位が上昇

【実例】

 

ある歯科医院の事例:

表示速度改善(8秒 → 2秒)

3ヶ月後

「〇〇市 歯医者」の順位

7位 → 3位に上昇

月間新患が1.5倍に増加

8.まとめ

表示速度の改善は、技術的には難しそうに見えますが、やるべきことは明確です。

今日から始める5つのアクション

自分でできること

  1. ☐PageSpeed Insightsで現状確認
  2. ☐ 画像を圧縮ツールで圧縮
  3. ☐ 不要な画像・動画を削除
  4. ☐ 自動再生動画をオフ

制作会社に依頼 5. ☐WebP変換、Lazy Load、CDN導入を依頼

制作会社への依頼テンプレート

件名: HP表示速度改善のご相談

 

お世話になっております。

〇〇歯科クリニックの△△です。

 

現在、当院のホームページの

表示速度が遅く(8秒程度)、

患者様の離脱が多いと感じています。

 

PageSpeed Insightsで測定したところ

スマホスコアが25点でした。

 

以下の改善をご相談できますでしょうか。

 

  1. 画像のWebP形式への変換
  2. Lazy Load(遅延読み込み)の実装
  3. CSS/JavaScriptの圧縮
  4. CDNの導入検討

 

お見積りと作業期間を

教えていただけますと幸いです。

 

よろしくお願いいたします。

改善の目標値

【3ヶ月後の目標】

 

表示速度: 2秒以内

PageSpeedスコア: 70点以上

離脱率: 30%以下

 

【6ヶ月後の目標】

 

表示速度: 1秒台

PageSpeedスコア: 80点以上

検索順位: 上位3位以内

最後に

2026年、スマホ表示速度は「あったらいいな」ではなく「必須」です。どんなに素晴らしい内容のHPでも、表示されなければ意味がありません。

まずは現状を測定し、できることから始めましょう。画像を圧縮するだけでも、大きな効果があります。

「技術的なことはわからない」「制作会社に何を依頼すればいいかわからない」という院長先生は、株式会社リバティーフェローシップ(東京歯科経営ラボ)にご相談ください。

表示速度診断から改善施策の実行まで、技術的なサポートを提供しています。

【無料速度診断実施中】 あなたのHP、何秒で表示される? 現状診断と改善ポイントを無料でご提案します。

 

投稿者プロフィール

NAOKI OZAWA
歯科コンサルタント小澤直樹
2002年よりコンサルティング活動を開始。2008年から歯科コンサルタントとして勤務した後20017年より現職。

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