歯科医院の採用ブログ運用術!働く魅力を伝える記事ネタ20選

「採用ページは作ったけど、更新するネタがない」「ブログを始めたいけど、何を書けばいいかわからない」。採用強化のためにブログを始めようとしても、継続的なネタ出しに悩む歯科医院は多いものです。

採用ブログは、求人票や採用ページだけでは伝えきれない「働く魅力」を発信する強力なツールです。定期的に更新することで、求職者に「この医院は活気がある」「情報発信に積極的」という印象を与えられます。本記事では、採用ブログで使える具体的な記事ネタ20選と、効果的な運用方法を解説します。

目次
1. 採用ブログの効果と目的
2. 採用ブログ運用の基本
3. 記事ネタ20選:カテゴリ別紹介
4. 記事の書き方のポイント
5. 写真・動画の活用法
6. 継続するためのコツ
7. よくある質問
8. まとめ

 

1.採用ブログの効果と目的

採用ブログを運用することで、どのような効果が期待できるのかを確認しましょう。

求職者への情報提供

採用ページの固定情報だけでは伝えきれない、日々の様子や雰囲気を伝えることができます。

求職者は「実際に働いたらどんな感じだろう」という疑問を持っています。ブログを通じて、リアルな職場の様子を見せることで、この疑問に答えられます。

医院の「人となり」を伝える

ブログには、書き手の個性や医院の雰囲気がにじみ出ます。

堅苦しい求人票からは伝わらない「人となり」を感じてもらうことで、「この医院は自分に合いそう」という判断材料を提供できます。

検索エンジンからの流入

採用関連のキーワードで記事を書くことで、検索エンジンからの流入が期待できます。

「歯科衛生士働きやすい職場」「歯科助手未経験研修」といったキーワードで検索する求職者に、自院の記事を見つけてもらえる可能性があります。

医院の活気をアピール

定期的に更新されているブログは、「この医院は活気がある」「情報発信に積極的」という印象を与えます。

逆に、何年も更新されていないブログは、「この医院は大丈夫だろうか」という不安を与えかねません。

2.採用ブログ運用の基本

採用ブログを効果的に運用するための基本を押さえましょう。

更新頻度の目安

無理なく継続できる頻度で始めることが重要です。

理想は週1回程度ですが、月2〜4回でも十分効果があります。重要なのは、決めた頻度を守って継続することです。不定期で気まぐれな更新よりも、月2回でも定期的な更新の方が効果的です。

担当者を決める

ブログ運用の担当者を明確にします。

院長が書く場合は、医院の方針や想いを直接伝えられます。スタッフが交代で書く場合は、様々な視点での発信ができ、負担も分散できます。担当者を決めずに「誰か書いて」では、結局誰も書かないという事態になりがちです。

ターゲットを意識する

誰に向けて書いているのかを意識します。

新卒の歯科衛生士向けなのか、経験者の転職希望者向けなのか、未経験の歯科助手向けなのかによって、響く内容は異なります。メインターゲットを意識しながら、時にはターゲットを変えた記事も書くと、幅広い層にアプローチできます。

採用ページとの連携

ブログ記事から採用ページへの導線を設けます。

記事の最後に「一緒に働きませんか?詳しくは採用ページへ」といった誘導を入れることで、興味を持った求職者を応募につなげます。

3.記事ネタ20選:カテゴリ別紹介

採用ブログで使える具体的な記事ネタを、カテゴリ別に20個紹介します。

スタッフ紹介系(5選)

ネタ1:新入スタッフの自己紹介

新しく入職したスタッフの自己紹介記事です。

内容として、入職のきっかけ、前職での経験、これから頑張りたいこと、プライベートの趣味などを含めます。

ポイントとして、新入スタッフが定期的に入っていることは、「人が辞めない職場」「成長している医院」という印象を与えます。写真付きで親しみやすく紹介しましょう。

ネタ2:スタッフインタビュー「私がこの医院を選んだ理由」

既存スタッフに、入職理由や働いてみての感想をインタビューする記事です。

質問例として、「なぜこの医院を選びましたか?」「入職前と後でギャップはありましたか?」「仕事のやりがいは何ですか?」「どんな人に向いている職場だと思いますか?」などがあります。

ポイントとして、求職者は「先輩の本音」を知りたがっています。複数のスタッフにインタビューし、シリーズ化すると継続的なネタになります。

ネタ3:ベテランスタッフの「私の成長ストーリー」

長く働いているスタッフに、成長の軌跡を語ってもらう記事です。

内容として、入職当時の自分、苦労したこと、成長を感じた瞬間、今の役割、後輩へのメッセージなどを含めます。

ポイントとして、「長く働ける職場」「成長できる環境」をアピールできます。キャリアパスの具体例としても参考になります。

ネタ4:スタッフの休日の過ごし方

スタッフがプライベートでどんなことをしているかを紹介する記事です。

内容として、趣味、休日の過ごし方、最近ハマっていること、おすすめのスポットなどを含めます。

ポイントとして、仕事以外の一面を見せることで、親しみやすさを演出できます。ワークライフバランスが取れていることのアピールにもなります。

ネタ5:スタッフ座談会「当院の良いところ・改善したいところ」

複数のスタッフで座談会を行い、医院の良い点と改善点を語り合う記事です。

内容として、働いていて良いと思うところ、もっとこうなったらいいなと思うところ、改善に向けて取り組んでいることなどを含めます。

ポイントとして、良いところだけでなく改善点も正直に語ることで、誠実さと透明性をアピールできます。「改善に取り組んでいる」姿勢も好印象です。

職場環境系(5選)

ネタ6:院内ツアー「私たちの職場を紹介します」

院内の各エリアを写真付きで紹介する記事です。

内容として、受付、待合室、診療室、スタッフルーム、休憩室、更衣室などを紹介します。

ポイントとして、求職者が「ここで働くイメージ」を持てるよう、働く人の目線で紹介します。清潔感、明るさ、設備の充実度をアピールしましょう。

ネタ7:1日のスケジュール「歯科衛生士の1日」

特定の職種の1日の流れを時間軸で紹介する記事です。

内容として、出勤、朝礼、午前の診療、昼休憩、午後の診療、片付け、退勤までの流れを紹介します。

ポイントとして、「歯科助手の1日」「受付スタッフの1日」など、職種別にシリーズ化できます。具体的な業務内容がわかると、求職者は安心します。

ネタ8:休憩時間の過ごし方

スタッフが休憩時間をどう過ごしているかを紹介する記事です。

内容として、休憩室の様子、ランチの様子、スタッフ同士の会話、リフレッシュ方法などを紹介します。

ポイントとして、「休憩がしっかり取れる」「スタッフ同士の仲が良い」ことをさりげなくアピールできます。

ネタ9:当院の福利厚生を詳しく解説

福利厚生の内容を詳しく紹介する記事です。

内容として、社会保険、有給休暇、産休・育休、研修費補助、資格取得支援、スタッフ割引など、各制度を具体的に解説します。

ポイントとして、求人票では書ききれない詳細を伝えられます。「実際に使っているスタッフの声」を添えると、より説得力が増します。

ネタ10:残業・有給の実態を公開

残業時間や有給取得率など、働き方の実態を公開する記事です。

内容として、月平均残業時間、有給取得率、有給の取りやすさ、急な休みへの対応などを紹介します。

ポイントとして、「残業少なめ」「有給取りやすい」と書くだけでなく、具体的な数字を出すことで信頼性が高まります。正直に公開する姿勢が好印象を与えます。

仕事内容系(5選)

ネタ11:新人研修の内容を紹介

入職後の研修内容を詳しく紹介する記事です。

内容として、研修期間、研修の流れ、学ぶ内容、指導体制、独り立ちまでの目安などを紹介します。

ポイントとして、「ちゃんと教えてもらえるか不安」という求職者の心配を解消できます。研修中のスタッフの声や、教育担当者のコメントがあるとより良いです。

ネタ12:当院で身につくスキル

この医院で働くことで身につくスキルを紹介する記事です。

内容として、臨床スキル、コミュニケーションスキル、専門知識、資格取得の機会などを紹介します。

ポイントとして、「この医院で働くと、こんな成長ができる」という将来像を描けると、成長意欲の高い求職者に響きます。

ネタ13:当院の治療方針と衛生士の役割

医院の診療方針と、その中でのスタッフの役割を説明する記事です。

内容として、医院の診療理念、予防重視や自費中心などの方針、歯科衛生士・歯科助手に期待する役割などを説明します。

ポイントとして、どんな方針の医院で、自分がどんな役割を担うのかがわかると、ミスマッチを防げます。

ネタ14:先輩に聞いた「仕事のやりがい」

スタッフに仕事のやりがいを聞いた記事です。

内容として、やりがいを感じる瞬間、印象に残っているエピソード、患者さんからの言葉などを紹介します。

ポイントとして、具体的なエピソードがあると、読んでいる人の心に響きます。複数のスタッフの声を集めると、多様なやりがいを伝えられます。

ネタ15:失敗談と乗り越え方

スタッフの失敗談と、それをどう乗り越えたかを紹介する記事です。

内容として、新人時代の失敗、先輩や院長からのフォロー、そこから学んだこと、今だから言えることなどを紹介します。

ポイントとして、「失敗しても大丈夫」「フォロー体制がある」ことを伝えられます。完璧な職場より、人間味のある職場の方が安心感があります。

医院の魅力系(5選)

ネタ16:院内イベント・行事の報告

医院で行ったイベントや行事を報告する記事です。

内容として、歓迎会、忘年会、勉強会、ボランティア活動、院内イベントなどを報告します。

ポイントとして、写真をたくさん使い、楽しそうな雰囲気を伝えます。スタッフ同士の仲の良さ、医院の活気をアピールできます。

ネタ17:院長の想い「私が大切にしていること」

院長が医院経営やスタッフに対する想いを語る記事です。

内容として、開院の理由、診療で大切にしていること、スタッフへの想い、目指す医院像などを語ります。

ポイントとして、院長の人柄や考え方がわかると、「この院長のもとで働きたい」という動機につながります。

ネタ18:当院が導入した新しい取り組み

新しく導入した設備、システム、制度などを紹介する記事です。

内容として、新しい医療機器、業務改善の取り組み、福利厚生の拡充、働き方改革の施策などを紹介します。

ポイントとして、「常に改善している」「スタッフのために投資している」姿勢をアピールできます。

ネタ19:患者さんからいただいた嬉しい言葉

患者さんからの感謝の声や口コミを紹介する記事です。

内容として、患者さんからの手紙、口コミ、直接いただいた感謝の言葉などを紹介します。

ポイントとして、患者さんに喜ばれる仕事であることを伝えられます。「やりがい」の証拠として説得力があります。個人情報に配慮し、許可を得た上で掲載しましょう。

ネタ20:当院の〇〇年後の目標

医院の将来ビジョンを語る記事です。

内容として、3年後、5年後、10年後の目標、拡大計画、新しい取り組みの予定、スタッフへの期待などを語ります。

ポイントとして、成長している医院、将来性のある医院で働きたいという求職者に響きます。「一緒に成長していける仲間を募集」というメッセージにつなげられます。

4.記事の書き方のポイント

採用ブログの記事を書く際のポイントを解説します。

読みやすい文章を心がける

求職者が読みやすい文章を心がけます。

一文は短めにし、40〜60文字程度を目安にします。適度に改行し、段落を分けます。見出しを使って構造化します。専門用語は避けるか、説明を添えます。

具体的に書く

抽象的な表現ではなく、具体的に書きます。

抽象的な表現「アットホームな職場です」は、具体的には「お昼休みは、スタッフみんなでお弁当を食べながらおしゃべりしています」となります。

抽象的な表現「研修が充実しています」は、具体的には「入職後1ヶ月間は、先輩衛生士がマンツーマンで指導します」となります。

ポジティブに、でも正直に

良い面を強調しつつも、嘘や誇張は避けます。

良いところは具体的にアピールします。改善点や課題も、「取り組んでいます」という形で正直に触れます。実態と異なることを書くと、入職後のギャップで早期離職につながります。

求職者の疑問に答える視点

求職者が知りたいことに答える視点で書きます。

「私が求職者だったら、何が知りたいだろう?」と考えながら書くと、求職者に響く内容になります。

5.写真・動画の活用法

採用ブログでは、写真や動画を積極的に活用します。

写真の重要性

文章だけのブログより、写真付きのブログの方が圧倒的に読まれます。

スタッフの笑顔、院内の様子、イベントの風景など、視覚的に訴えるコンテンツが求職者の心に残ります。

撮影のポイント

明るい場所で撮影し、清潔感を出します。スタッフの自然な表情を捉えます。複数枚撮影して、良いものを選びます。顔出しNGのスタッフは、後ろ姿や手元のみで対応します。

動画の活用

可能であれば、動画も活用します。

スタッフインタビュー動画、院内ツアー動画、イベントの様子などを撮影し、ブログに埋め込むことで、より臨場感のある情報を伝えられます。

スマートフォンで撮影した短い動画でも、十分に効果があります。

6.継続するためのコツ

採用ブログを継続するためのコツを紹介します。

年間計画を立てる

年間の投稿計画を立てておくと、継続しやすくなります。

1月は新年の抱負と院長メッセージ、3月は新入スタッフ紹介、4月は研修の様子、6月は歯科衛生士の1日、12月は忘年会レポートなど、季節やイベントに合わせた計画を立てます。

テンプレートを作る

記事の構成テンプレートを作っておくと、毎回ゼロから考える必要がなくなります。

スタッフインタビューなら、自己紹介、入職理由、仕事のやりがい、メッセージという流れをテンプレート化しておきます。

担当を分担する

一人で抱え込まず、複数人で分担します。

月1回ずつ交代で書く、写真係と文章係を分けるなど、負担を分散させます。

完璧を求めない

完璧な記事を目指すと、時間がかかりすぎて続かなくなります。

「まずは公開する」ことを優先し、必要に応じて後から修正する姿勢で臨みます。

ネタ帳を作る

日常の中で「これはブログネタになりそう」と思ったことを、メモしておきます。

ネタをストックしておけば、「何を書こう」と悩む時間を減らせます。

7.よくある質問

採用ブログ運用に関して、よくある質問に回答します。

スタッフが顔出しを嫌がる場合、どうすればいいですか?

顔出しを強制する必要はありません。後ろ姿、横顔、手元のみの写真、イラストなど、代替手段はたくさんあります。顔が出なくても、文章でしっかり人柄を伝えることは可能です。「顔出しOKのスタッフだけ写真付きで紹介」「全員イラストで統一」など、医院の方針を決めておくと良いでしょう。

どのくらいの文字数で書けばいいですか?

目安として、800〜1500文字程度が読みやすい長さです。ただし、内容によって適切な長さは変わります。短すぎると情報が薄く、長すぎると読まれません。写真を多く使う場合は、文章は短めでも十分です。大切なのは、求職者が知りたい情報を過不足なく伝えることです。

採用ブログと医院のお知らせブログは分けるべきですか?

可能であれば、採用専用のブログまたはカテゴリを設けることをお勧めします。求職者は採用に関する情報をまとめて見たいと考えています。患者向けのお知らせと混在していると、必要な情報を探すのに時間がかかります。同じブログシステム内でも、「採用情報」というカテゴリで分類し、採用関連記事だけを一覧表示できるようにすると便利です。

ブログを始めたいけど、院長が書く時間がありません。どうすればいいですか?

院長が書く必要はありません。スタッフが交代で書く形でも十分効果的です。むしろ、様々なスタッフが書くことで、多角的な視点で医院の魅力を伝えられます。院長は、年に数回「院長メッセージ」として登場する程度でも構いません。外部のライターに依頼し、スタッフへのインタビューをもとに記事を作成してもらう方法もあります。

8.まとめ

採用ブログを効果的に運用するためのポイントと、具体的な記事ネタをまとめます。

採用ブログの目的は、求人票や採用ページだけでは伝えきれない「働く魅力」を発信し、求職者に「この医院で働きたい」と思ってもらうことです。

運用の基本として、無理なく継続できる頻度(月2〜4回程度)で始め、担当者を決め、ターゲットを意識して書きます。

記事ネタ20選として、スタッフ紹介系(新入スタッフ紹介、インタビュー、成長ストーリー、休日の過ごし方、座談会)、職場環境系(院内ツアー、1日のスケジュール、休憩時間、福利厚生、残業・有給の実態)、仕事内容系(新人研修、身につくスキル、治療方針と役割、やりがい、失敗談)、医院の魅力系(イベント報告、院長の想い、新しい取り組み、患者さんの声、将来目標)を紹介しました。

記事の書き方として、読みやすく、具体的に、ポジティブだけど正直に書くことを心がけます。写真や動画を積極的に活用します。

継続のコツとして、年間計画、テンプレート、担当分担、完璧を求めない姿勢、ネタ帳の活用が効果的です。

採用ブログは、一朝一夕で効果が出るものではありませんが、継続することで医院の魅力を蓄積し、求職者に選ばれる医院になるための強力なツールになります。

株式会社リバティーフェローシップ/東京歯科経営ラボでは、歯科医院の採用力強化をトータルでサポートしています。「採用ブログを始めたい」「記事のネタ出しを手伝ってほしい」といったご相談も、お気軽にお寄せください。

 

投稿者プロフィール

NAOKI OZAWA
歯科コンサルタント小澤直樹
2002年よりコンサルティング活動を開始。2008年から歯科コンサルタントとして勤務した後20017年より現職。

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