新しい採用活動～歯科医院のWEB面接～
こんにちは、歯科医院経営コンサルタントの小澤です。
今回は、採用活動についてのお話をさせていただきます。ぜひ参考にされてください。
この度の新型コロナウイルスにより、歯科医院の求人活動においても少なからずの影響を受けたのではないでしょうか。
また、そもそも医院の近隣に働き手がいない・・・という地域もあり、歯科医師採用のために院長自らが、新幹線や飛行機を使って面接に出向くなど、多くの時間とコストがかかってしまう場合もあります。
そこで今注目されている新しい採用活動。
「WEB面接」が歯科医院にとってどのようにメリットがあるのかをお話します。
WEB面接のメリット
それでは早速、歯科医院がWEB面接の仕組みを取り入れることでどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
1．いつでもどこでも面接ができる
インターネット回線とパソコンやスマートフォンがあれば、いつでもどこでも面接を行うことができます。わざわざ面接のための部屋や会場を準備することなく、院長の自宅や院長室などでも面接が可能です。
2.遠方の求職者とも面接が可能
近隣に働き手がいない地域の先生は、遠方に住む求職者まで対象を広げることができます。母数を増やすことができればおのずと採用率も上がります。
3.他のスタッフなどとも意見交換ができる
面接の様子を録画に残すことで、スタッフにも面接の内容を共有し、意見を求めやすくなります。口頭で伝えるだけでは、人となりを正確に伝えることは難しく、こんなはずじゃなかった・・・ということになる場合も少なくありません。
また、面接担当者がいる場合も、院長との意見交換がスムーズに行えます。
4.スピーディーに対応できる
選考にはスピードが求められます。
良い人材ほど、他の医院に取られてしまうリスクが大きいのです。すき間時間なども有効活用できるため、面接の日程や場所の調整を最短で行えます。
また、スタッフとの共有もスムーズに行うことができるので、面接から採用通知までの時間も短縮ができます。
5.面接にかける様々なコストや工数を削減できる
先にも述べましたが、中には、遠方の求職者と面接を行うために、わざわざ県外まで足を運ぶ先生もいらっしゃいます。採用に繋がるか分からない求職者との面接に交通費や宿泊費がかかることに・・・。
WEB面接はそのようなコストや、面接を行う場所の準備、面接に来た人の案内などのスタッフの手間や工数も減らすことができます。
そしてWEB面接は、求職者にとってもメリットがあります。
面接に行くための交通費などの負担をせずに済みますし、働く場所の選択肢が増えることで求職者にとっての間口も広がります。
間口が広ければ広いほど、人は集まりますから、おのずと採用率も高まるのです。
WEB面接の準備
では、具体的にWEB面接の仕組みを取り入れるためにはどのような準備が必要なのでしょうか。
まずは、環境を整える必要があります。
医院など面接を行う可能性のある場所のインターネット環境をチェックしましょう。
速度が遅かったり、不安定な環境の場合、面接の最中に停止したり、中断してしまったり・・・。お互いにとってストレスの溜まる面接になってしまう可能性があります。
WEB面接のデメリットともいえるインターネット回線の問題は、せっかくの良い人材を逃してしまう危険性もあるのです。
つぎに、どんなツールを使ってWEB面接を行うかを決めましょう。今はどんどんオンライン会議が進み様々なWEBツールが揃っています。
スムーズな会話ができたり、便利な機能を備えた有料ツールもたくさんありますが、オンライン会議などを行うことが少ない歯科医院では、無料のツールで十分です。
一度スタッフなどと実際に遠隔でテストを行い、一番使いやすい物を選んでください。
「Zoomセミナー」や「Zoom飲み会」が話題ですが、「Zoom」は比較的使いやすい無料ツールとしてお勧めです。
詳しくは↓こちらをご覧ください。
Zoom
※外部サイトにリンクします。
その他にも、無料で利用できるツールはありますので、どんなものを使用したら良いか迷われた時はいつでもご相談ください。
そして最後に、面接の際に最低限どのようなことを質問するか、どのくらいの時間行うのか、など具体的なことを決めておきましょう。
これは対面式の面接でも言えることですが、あまり時間をかけてダラダラとお話をするわけにはいきませんから、あらかじめ質問リストやチェックリストを用意し、効率的でスムーズな面接が行えるよう準備を行ってください。
WEB面接は、求職者側も自分の部屋などの落ち着ける空間で行う場合が多く、通常の対面式の面接よりも、リラックスした雰囲気で行うことができます。
緊張感が少ない分、本来の性格なども判断しやすいのではないでしょうか。
例えば、自宅だからといって、乱れた服装や髪型で面接に臨む人はどうでしょうか？歯科医院のスタッフ云々の前に、社会人としてあまり好ましくありませんよね。
また、途中から急に砕けたしゃべり方になったり、テレビや音楽がつけっぱなしになっていたり、ペットの相手をしながら受け答えをしたり・・・。外出先のにぎやかな場所で面接を受けていたり・・・。
このように「緊張しすぎて気が付かない失敗」とは違うことが判断しやすいのもメリットの一つです。
まとめ
今回は、新しい採用活動として、WEB面接のメリットについてお話しましたが、今すぐに始めてくださいという事ではありません。
ただ、今採用活動が必要無い医院でも、準備しておくに越したことはありません。
リモートワークが世間一般に認識され、WEB面接も広がりつつある今、求職者にも受け入れてもらいやすい時期だと言えます。もし今働き手が少なくて困っている先生は導入を検討してみても良いのでは無いでしょうか。
実際どんなツールを使えば良いか、どんな質問をすれば良いかなど、ご不明点がある場合はいつでもご相談ください。
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