簡単にできる「増患対策」

こんにちは。歯科医院経営コンサルタントの小澤です。

さて、皆さんタイトルを見てどんなことを想像しながらこのコラムを開きましたか?

誰でも簡単にあっという間に「増患する」なんてうまい話があると期待した先生は、これから先は読んでも面白くないかもしれません・・・。

これからお話する「増患対策」実は、ある医院にとってはとても簡単でとても有効ですが、一方の医院にとっては逆効果となってしまうもろ刃の剣です。

実際はどんな施策に取り組んでみても同じことが言えるのですが、そのことも思いにとどめていただきながら、お読みいただければと思います。

増患対策のもろ刃の剣

ズバリ、増患対策の一番簡単な方法は「紹介してもらうこと」

なんだそんなことかと思ったかもしれませんが、この施策は「出来ているようで出来ていない」医院が多いのです。

紹介してもらうためには、とても大きなハードルがあります。このハードルを越えることができる医院は「紹介施策」を実施することで必ず成功します。

そのハードルとは、「この医院をオススメしたい!」と思ってもらえるかどうかです。

つまり今通院してくれている患者さんに「信頼」され、大切な家族やお友達にも紹介したいと思ってもらうことが必要不可欠。

当たり前のことですが、自分の評価も下げかねませんから、自分が信頼できないところを自分の大切な人に紹介するなんてあり得ませんよね。

なぜ「もろ刃の剣」なのか・・・。言わずもがな、ですよね。患者さんに信頼されている医院にとってはとても有効な施策ですが、患者さんからの信頼を得ることが出来ない医院にとっては余計に評価を下げてしまう要因になります。

自分の医院がどちらなのか・・・。不安に思われた場合には一度ご相談ください。

では、患者さんの信頼を勝ち得ている医院はどのように「紹介施策」を行えばいいのでしょうか。

具体的な紹介施策

よっぽど信頼関係が築けている医院でも「誰か紹介してください」というのは気が引けます。ですから、そういう時には「道具」を用意する必要があります。

どんな「道具」が必要なのか少しご紹介します。自医院にあっているやりやすい方法でまずは取り組んでみて下さい。

まずは周知!

待合室にポスターやポップなどを設置し、「紹介キャンペーン」の実施を周知する。

まずはそもそも来院して下さっている患者さんに「紹介してほしいですよ」ということを知っていただく必要があります。

方法は、ポスターを制作して掲示しても良いですし、手書きのPOPを作っても良いでしょう。制作しやすい方法でやってみましょう!
POPの書き方はこちらの記事も参考にしてください。

待合室のPOP 苦手でもできます

紹介カード

紹介カードは美容室などでよくもらいますよね?どんなものなのか大体想像がつくのではないでしょうか。

患者さんに持ち帰ってもらい、紹介したい人に渡してもらう医院の「名刺」替わりのものです。

必要な情報は、医院の電話番号や住所、HPがあればURLやQRコードを入れてください。診療時間などの記載も忘れずに。

あとは、紹介者様のお名前を書く欄と紹介される方のお名前を書く欄があると「お礼漏れ」も防げます。

サンキューレター

これが一番大切です。紹介された方の来院後一週間以内に「サンキューレター」を送ってください。ハガキなどで十分です。紹介してくれてありがとうございました。という内容で短い文章でも良いので必ず送ってください。

もし、紹介者様もすぐに来院されるのであれば手渡しでも良いでしょう。

感謝の気持ちは必ず伝えてくださいね。

まとめ

簡単にできる「増患対策」という話をしましたが、これだけは忘れないでください。新患を増やすのは限りがあります

今いる患者さん、今まで来てくれた患者さんをまずは大切にする。それが出来ていれば「紹介施策」も必ず成功します。

大切にしているのに伝わらない。という場合もあるでしょう。先生の患者さんに対する想いが強すぎることもあります。増患で悩んでいる場合には一度冷静に医院の状況を分析してみる必要があるかもしれません。

ここまで読んで「簡単じゃないじゃないか」と思った先生。そうなんです。患者さんを増やすことは簡単じゃありません。その中でも一番「簡単にできる施策」が紹介してもらうことなのです。

もちろん、一時的に増やすもっと簡単な施策はあるでしょう。

皆さんが求めているのは「一時的な増患」ですか?

何からはじめれば良いか分からない、取り組む勇気が無い。そんな時にはいつでもご連絡ください。お待ちしています。

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