院長の行動力、医院の命運を分ける! 行動する人としない人の明暗
こんにちは。歯科専門コンサルタントの小澤直樹です。
歯科医院の院長は、経営者であり、歯科医師でもあるという、二つの責任を担っています。今日は、「行動する人」と「行動しない人」のそれぞれの行動パターンと、その結果について、以下に詳しく分析していきます。医院経営に参考にされてください。
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1. 行動する院長の行動パターン
行動する院長の行動パターンは以下の通りです。全て大切な活動ですので、最近怠けているなという方は参考にされてください。
積極的に情報収集を行う
歯科医療に関する最新の情報や、経営に関する知識を積極的に収集します。
セミナーや研修会に積極的に参加したり、業界誌を読んだり、インターネットで情報収集したりします。
課題を分析し、具体的な行動計画を立てる
経営状況や患者満足度などを分析し、課題を明確にします。そして、その課題を解決するための具体的な行動計画を立て、実行に移します。
- スタッフを巻き込み、チームで取り組む:スタッフ一人ひとりの能力や個性を活かし、チームとして目標達成に向けて取り組めるよう、モチベーションを高め、コミュニケーションを活性化します。
- 変化を恐れず、積極的に新しいことに挑戦する:時代の変化に柔軟に対応し、新しい治療法や設備を積極的に導入したり、地域住民向けのイベントを開催したりするなど、常に新しいことに挑戦します。
- 患者さんとのコミュニケーションを大切にする:患者さんの話を丁寧に聞き、ニーズを把握した上で、適切な治療を提供します。また、定期検診や予防歯科にも力を入れます。
2. 院長の積極的な行動により導かれる結果
経営が安定し、収益が向上する
患者さんが増え、医院の評判が上がり、経営が安定します。また、効率的な経営により、収益が向上します。
患者満足度が高い
患者さんのニーズに合致した治療を提供することで、患者満足度が高くなります。
スタッフのモチベーションが高い
スタッフ一人ひとりが自分の能力を発揮できると感じ、仕事にやりがいを感じられるようになります。
地域社会に貢献できる
地域住民向けのイベントを開催したり、歯科衛生教育を行ったりすることで、地域社会に貢献することができます。
3. 行動しない院長の行動パターン
現状維持にこだわる
変化を恐れ、新しいことに挑戦することをせず、現状維持にこだわる。
問題から目を背ける
経営状況や患者満足度などの問題があっても、目を背け、放置してしまう。
スタッフ任せにする
経営や診療に関する意思決定を全てスタッフ任せにし、責任を放棄する。
患者さんとのコミュニケーションを怠る
患者さんの話を聞かず、一方的に治療を進めてしまう。
予防歯科に力を入れない
虫歯や歯周病の予防よりも、治療に力を入れる。
4. 院長が積極的に行動しないために導かれる結果
経営が悪化し、倒産の可能性もある
患者数が減り、医院の評判が悪くなり、経営が悪化します。ひどい場合は、倒産してしまう可能性もあります。
患者満足度が低い
患者さんのニーズに合致した治療を提供できず、患者満足度が低くなります。
スタッフのモチベーションが低い
スタッフが自分の能力を発揮できず、仕事にやりがいを感じられなくなります。
地域社会に貢献できない
地域住民と交流する機会がなく、地域社会に貢献できません。
5.まとめ
歯科医院の院長にとって、「行動する」ことは、経営成功と患者満足度の向上にとって非常に重要です。一方、「行動しない」ことは、経営悪化と患者満足度の低下を招き、最悪の場合は廃業にもつながりかねません。
院長は常に現状に満足せず、課題を見つけ、解決に向けて積極的に行動することが求められます。また、スタッフを巻き込み、チーム全体で目標達成に向けて取り組むことも重要です。
現状に満足し、安逸<あんいつ>に流されてしまう院長は、いつの間にか取り残されてしまいます。京セラ元会長、JALを再建した稲盛和夫氏は、その著書「生き方」の中でこう語っています。
「心を高めるためには、まず行動すること。行動すれば心が変わる。行動しなければ、心が変わらない。」
まさにその通りです。歯科医院経営においても、この言葉は真理と言えるでしょう。
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