院長の行動力、医院の命運を分ける! 行動する人としない人の明暗

こんにちは。歯科専門コンサルタントの小澤直樹です。
歯科医院の院長は、経営者であり、歯科医師でもあるという、二つの責任を担っています。今日は、「行動する人」と「行動しない人」のそれぞれの行動パターンと、その結果について、以下に詳しく分析していきます。医院経営に参考にされてください。

 

 ━目 次
 1.行動する院長の行動パターン
 2.院長の積極的な行動により導かれる結果
 3.行動しない院長の行動パターン
 4.院長が積極的に行動しないために導かれる結果
 5.まとめ

 

1. 行動する院長の行動パターン


行動する院長の行動パターンは以下の通りです。全て大切な活動ですので、最近怠けているなという方は参考にされてください。

積極的に情報収集を行う

歯科医療に関する最新の情報や、経営に関する知識を積極的に収集します。

セミナーや研修会に積極的に参加したり、業界誌を読んだり、インターネットで情報収集したりします。

課題を分析し、具体的な行動計画を立てる

経営状況や患者満足度などを分析し、課題を明確にします。そして、その課題を解決するための具体的な行動計画を立て、実行に移します。

  • スタッフを巻き込み、チームで取り組む:スタッフ一人ひとりの能力や個性を活かし、チームとして目標達成に向けて取り組めるよう、モチベーションを高め、コミュニケーションを活性化します。
  • 変化を恐れず、積極的に新しいことに挑戦する:時代の変化に柔軟に対応し、新しい治療法や設備を積極的に導入したり、地域住民向けのイベントを開催したりするなど、常に新しいことに挑戦します。
  • 患者さんとのコミュニケーションを大切にする:患者さんの話を丁寧に聞き、ニーズを把握した上で、適切な治療を提供します。また、定期検診や予防歯科にも力を入れます。

2. 院長の積極的な行動により導かれる結果

経営が安定し、収益が向上する

患者さんが増え、医院の評判が上がり、経営が安定します。また、効率的な経営により、収益が向上します。

患者満足度が高い

患者さんのニーズに合致した治療を提供することで、患者満足度が高くなります。

スタッフのモチベーションが高い

スタッフ一人ひとりが自分の能力を発揮できると感じ、仕事にやりがいを感じられるようになります。

地域社会に貢献できる

地域住民向けのイベントを開催したり、歯科衛生教育を行ったりすることで、地域社会に貢献することができます。

3. 行動しない院長の行動パターン

現状維持にこだわる

変化を恐れ、新しいことに挑戦することをせず、現状維持にこだわる。

問題から目を背ける

経営状況や患者満足度などの問題があっても、目を背け、放置してしまう。

スタッフ任せにする

経営や診療に関する意思決定を全てスタッフ任せにし、責任を放棄する。

患者さんとのコミュニケーションを怠る

患者さんの話を聞かず、一方的に治療を進めてしまう。

予防歯科に力を入れない

虫歯や歯周病の予防よりも、治療に力を入れる。

4. 院長が積極的に行動しないために導かれる結果

経営が悪化し、倒産の可能性もある

患者数が減り、医院の評判が悪くなり、経営が悪化します。ひどい場合は、倒産してしまう可能性もあります。

患者満足度が低い

患者さんのニーズに合致した治療を提供できず、患者満足度が低くなります。

スタッフのモチベーションが低い

スタッフが自分の能力を発揮できず、仕事にやりがいを感じられなくなります。

地域社会に貢献できない

地域住民と交流する機会がなく、地域社会に貢献できません。

5.まとめ

歯科医院の院長にとって、「行動する」ことは、経営成功と患者満足度の向上にとって非常に重要です。一方、「行動しない」ことは、経営悪化と患者満足度の低下を招き、最悪の場合は廃業にもつながりかねません。

院長は常に現状に満足せず、課題を見つけ、解決に向けて積極的に行動することが求められます。また、スタッフを巻き込み、チーム全体で目標達成に向けて取り組むことも重要です。

現状に満足し、安逸<あんいつ>に流されてしまう院長は、いつの間にか取り残されてしまいます。京セラ元会長、JALを再建した稲盛和夫氏は、その著書「生き方」の中でこう語っています。

「心を高めるためには、まず行動すること。行動すれば心が変わる。行動しなければ、心が変わらない。」

まさにその通りです。歯科医院経営においても、この言葉は真理と言えるでしょう。

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