今すぐやる!歯科医院の感染予防対策
こんにちは、歯科医院専門コンサルタントの小澤です。
全国的に新型コロナウイルスによる不安が広がり、歯科医院においても少なからず影響が出ています。
個人としても「出来る事を出来る限り」行うしかありませんが、歯科医院でも出来ることを最大限行っていくしかありません。
患者さんが一番心配していることとして「感染予防」が挙げられます。
歯科は他の医療とは違い、マスクをしたまま治療を受けることは絶対にできません。
マスクを外して口を開けるという行為がどれほど不安か・・・。容易に想像ができます。
対策を徹底することはもちろんですが、対策の内容をアピールして少しでも不安を取り除く必要があります。
正しい感染予防対策を知る
まずは、院内で「正しい感染予防対策」について知ることが大切です。
院長やスタッフ全員が同じ認識を持ち、徹底する必要があります。
スタンダードプリコーションだけでは不足するケースも多く見られます。今流行している感染症がどのような性質なのか、どういった場合に感染してしまうのかなど、最新の情報を知り、対策を講じましょう。
今回の「新型コロナウイルス」に関しては、下記のサイトから最新の情報をご確認ください。
万が一、院内や治療に来られた方の中に感染者がいた場合、診療停止になる可能性もありますので、慎重に対策を行ってください。
現時点では、以下の対策を講じることが必要です。(2020年4月3日弊社調べ)
※あくまでも、上記サイトより弊社がまとめた情報です。歯科医師会などから提供された情報やその他最新の情報をお持ちの場合は先生のご判断で対策を講じてください。
- 擦式アルコール手指消毒薬による消毒
- 患者さんの来院時の検温
- 個人防護具の着用
感染者の多い地域ではスタンダードプリコーションの他に、眼の防護具、手袋、ガウンなどの着用が必要です。 - 防護具の適正な処理
- 環境消毒<滅菌・消毒の徹底>
- 換気
この他にも、スタッフの健康管理や患者さん同士が濃厚接触しないように配慮するなど、地域の状況や医院の状況に合わせて適切な対策を講じましょう。
患者さんへの周知の徹底
スタッフ全員で認識を共有したら、それを患者さんへ周知する必要があります。
例えば、上記にあるような感染予防対策を講じていることを張り紙やポスターなどを用いてアピールしましょう。また、患者さんに対してお願いしていること(検温や2週間以内に渡航歴があるかどうかの確認など)も周知してください。
さらに、滅菌パックを患者さんの目の前で開封するのも効果的です。滅菌や消毒に関するマニュアルがあれば、それを患者さんの目の届く場所に貼りだしてください。
そして一番大切なのは、患者さんが来院する前にも医院の「感染予防対策」についての情報を確認できる状態を作ること。
つまり、WEBを利用することです。
せっかく感染予防策を講じているのであれば、ホームページやSNSなどを使ってどんどんアピールしましょう。ブログやSNSなら比較的簡単にアプローチできます。
また、院内感染予防対策というページを新たに設置するのも効果的です。今とくにシビアな問題になっていますが、感染症が流行していなくても、患者さんが不安に感じることに変わりはありません。普段から気を付けていることを徹底的にアピールしましょう。
ポイントは、実際の写真をたくさん使うこと。
WEBは情報発信するのは簡単ですが、信憑性が薄くなりがちです。実際の写真をなるべくたくさん使用しましょう。撮影は、スマートフォンで十分です。なるべく明るく見えるように撮影してください。
まとめ
感染予防策を講じることは患者さんの不安を取り除くという目的でも重要なことですが、院長やスタッフを守るという目的においてもとても大切なことです。
そして、対策を講じているのであれば、それを患者さんにアピールして、できる限り安心してご来院いただけるように「出来る事を最大限」行ってください。
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