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千葉県湾岸部 A歯科医院 様
歯科衛生士採用事例
緊急性の高いご相談でした。病気が原因で歯科衛生士が退職した。もう1名のDHも退職を希望していて、医院を閉めないといけないかもしれない。との内容でした。
ISSUES
- どのような人が欲しいのかそれは何故なのかが曖昧
- 雇用条件の決定に戦略が無く感覚的に決めていた
- 歯科衛生士の正社員が欲しいが応募が無い
- 歯科衛生士のパートが欲しいが応募が無い
- 院長のビジョンがぶれていた
- 現在のスタッフが40～50代で年齢的な偏りがある
- 求人広告を出して待っているだけの施策しかない
SOLUTIONS
- 欲しい人材を具体化しメディア戦略練った
- 地域の雇用条件を把握その上で戦略的な決定をした
- ハローワーク等エリア調査を行い原因を追究
- パートでは収入もやりがいも無いという結果を確認
- 将来は廃院予定だったが、事業を育て売却を希望
- 前述の理由から若いスタッフも必要というペルソナ（※）に変更
- 既存の求人サイトやSNSを駆使し、安価にアクセス数を向上
※ペルソナ（persona）・・・商品・サービスのユーザー像のことで、マーケティング上の概念として使用されている。
院長のビジョンが定まり、20代中盤から30代前半の歯科衛生士を募集することにペルソナを設定。また、従業員にも歯科医院にもメリットがある新しい労使関係を提案した（※無料相談で詳しくお伝えします）。ターゲット層の趣向を分析し、戦術をＳＮＳメインと決め、囲い込みのために就職に関する情報を提供し続けるというインセンティブを与えた。ターゲットは20～30代、同市に在住の女性限定。その結果、歯科衛生さんのLINEお友達登録が活動開始40日間で29名（のちに9名がブロック）。2名の採用に至った。
episode
LINEのお友達登録29名の中から、衛生士の求人にも関わらず歯科助手勤務希望の方が連絡をしてきた。「私は現在、受付兼歯科助手を正社員で勤務している。現在27歳で子供が生まれ、仕事量が多く家庭と仕事を両立できずに疲弊している。貴医院の広告を見て、ダメもとで連絡した。」とのことでした。良く話を伺うと、当院の考え方に共感した・・・と。今回は歯科助手の応募はないが、今後欠員が出たら優先的にご案内すると約束した。その後数日で、たまたま受付が突然退職した。たまたまではあるが、応募していただた方に電話をし、これから面談予定である。面談では条件提示をし、その後院内の見学をしていただく予定にしてある。
活動期間40日の成果
- 歯科衛生士 2名の採用（1名は試用期間内で退職、もう1名は正社員雇用継続中）
- LINEのお友達登録・・・実質 20名（29人登録後→9名ブロック）
- 受付兼歯科助手 1名これから面接
from now on
これからリクルート戦略としては、このLINEお友達登録の方にメッセージを送っていく予定です。企画としてはアンケートを皆さんにとり、無料就職説明会に誘導する予定です。そこでは、院長の紹介からはじまり、理念、仕事内容、一日のスケジュール、実際の働いている人の声、雇用条件などをお話する予定す。
まとめ
「歯科衛生士を今すぐに採用したい」とご相談があり、結果的には『すぐに採用』できました。しかし真の成果は、長期的に見たときにリクルーティングコストをおさえ、潤沢なスタッフが常に確保できること。短期的な成果はあまり意味がありません。まずは、この考えを理解してもらうことが重要でした。院長のマインドセットの改革。この点が成功の主要因です。その後のWEB戦術や、既存スタッフとの打合せ、面接の際のノウハウ、応答戦略など多岐に渡り留意しないと失敗するポイントがありますが、実際には手法ではなく今までの採用方針を変えることが難しく、なおかつ重要であると思いました。引き続き支援活動を継続予定。
Customer Overview
| 医院名 | A歯科医院 |
| 相談趣旨 | 歯科衛生士の採用ができず医業収入減少 |
| 市場環境 | 歯科医院が乱立しDHの取り合いとなっている |
| 立地環境 | 繁華街のため他の業態も競合となりDAも応募が無い |
| 重要要件 | 病気退職があったので、すぐに歯科衛生士を採用したい |
| 雇用状況 | DH／正社員2・パート2、DA/正社員1 |
| 支援期間 | 2ヶ月＜継続中＞ |
| 開業年数 | 27年 |
| 相談経緯 | 顧客からのご紹介 |
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