歯科医院経営において、ニュースレターの様なコミュニケーションツールを利用する事は、最初に取り組んで欲しい戦術です。歯科治療はとても難しい医療サービスですから、患者さんとの良質なコミュニケーションが不足する事により思わぬクレームや患者離れが発生します。スタッフ教育が功を奏している歯科医院では、患者さんとの信頼関係が一時的に構築されますが、予期できない事情でスキルの高い従業員が退職し、折角作った歯科医院の土台が崩壊します。

以上の様な「人の裁量」による医院経営は必ず限界がきます。そうではなく、医院が業績を維持する仕組みを作るにはニュースレターの様なツールを必ず全患者に配布するという小さなゴールが大切です。競合歯科医院乱立や、診療圏過疎化による新患減には、まず患者さんとの良質なコミュニケーション回数を増やし「バケツの穴」をふさがなくてはいけません。